30年前の夏、520人が犠牲となった航空機墜落事故があった…単独機の事故としては、今も“世界最悪の惨事”。それが日航ジャンボ機墜落事故だ。御巣鷹の尾根に衝突し、バラバラになった123便の機体、焼け焦げた山肌、なぎ倒された木々そして遺体・・・凄惨な現場で4人の生存者が見つかった。 当時の運輸省・航空事故調査委員会は、救出直後の4人を聴取。事故調査報告書には、一切記されていない生存者4人の未公開証言記録を番組は独自入手。複数回に渡り手書きで記されたメモ、そしてこれまで独自に取材した生存者や親族への証言などをもとに、番組はドキュメンタリーと取材に基づく再現ドラマで構成する。ダッチロールの機内、墜落、救出、そしてその後の30年・・・これまで語られずにいたあの時、何があったのかに迫る。 --- 乗客乗員520人が犠牲となった「日航ジャンボ機墜落事故」から今月12日で30年となる。御巣鷹の尾根に衝突し、バラバラになった123便の機体・・・凄惨な現場で4人の生存者が見つかった。 番組では生存者のひとり、川上慶子さんの兄・千春さんを取材した。 墜落した日航123便には、千春さんの妹・慶子さんのほかに父・英治さん、母・和子さん、末の妹・咲子さんが乗り合わせた。 千春さんのもとには父の遺品である「カメラ」がある。 事故から30年たった今も「御巣鷹の尾根」の土がついたままだ。 千春さんは「生存者の兄」であり「家族を失った遺族」としてこの30年を過ごしてきた。千春さんは、今回自身の経験を語った理由を「ほかの事故や災害で家族を亡くされた方が、今後生きていく上での手がかりになるようなものが提供できたら」と話した。 番組は、生存者・川上慶子さんの兄・千春さんの証言などをもとに、事故前の川上さん一家の様子、慶子さん救出直後の詳細、そして事故のあと2人だけとなった兄妹の葛藤を描く。 【再現ドラマ】 取材にもとづく再現ドラマ・キャストは・・・ ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」(CX)で一躍有名になり演技に定評がある美山加恋【川上慶子さん役】 映画「ビリギャル」に出演し、今、注目の大内田悠平【川上千春さん役】。 さらに、多数のドラマに出演し様々な役をこなす国分佐智子 ドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」(TBS)で母親役を好演した安達祐実と実力派の俳優陣が名を連ねる。 さらに番組は、当時の運輸省・航空事故調査委員会が救出直後の4人を聴取した際の「未公開証言記録」を入手。これまで独自に取材した生存者や親族の証言などもあわせ、ドキュメンタリーと再現ドラマを織り交ぜた「ドキュメンタリードラマ」として伝える。 ダッチロールの機内、墜落、救出、そしてその後の家族30年・・・ これまで語られずにいた「あの時、何があったのか」に迫る。 【ドキュメンタリー】 ●~最新技術で浮かび上がった“123便の姿”~ 尾翼の大半が欠けた状態で飛び続けるジャンボ機の写真…。これは墜落約8分前の機影とみられる。番組では35ミリの写真フィルムを最新技術で超高画質の8K映像にすることに成功。破壊された尾翼部分がくっきりと浮かび上がり、さらに胴体から車輪を出している様子もはっきりわかるようになった。墜落直前の唯一の写真を最新技術で鮮明化し、改めて検証する。 ●~墜落直前の“20秒”その時123便は?~ 123便の動きが記録されたフライトレコーダー。墜落直前の“20秒”の動きを詳しく記した未公開資料を独自入手。TBSテレビCGチームがコンピューターグラフィックスを駆使し、最新技術で123便の動きを再現。その時コックピットは?客室内は?異変から墜落までの32分間を追う。 ●~墜落30年…今も未解明のナゾに迫る~ 8月12日午後7時すぎ。墜落直後の現場上空には米軍機が…。複数の炎があがる暗闇の山岳地帯で、救出に向けた活動はどのように行われようとしていたのか?あの夜、上空から現場を見た人物が、救出に関わる真相を告白。そして、政府・官邸は墜落の夜、何をしていたのか…。非公式協議で語られていた真相を、当時の政府関係者が証言した。 ●~ジャンボ機墜落事故の核心に迫る~ 123便は、後部の圧力隔壁が壊れ、機体の最後部と垂直尾翼のほとんどを失った。隔壁破壊のキッカケとされたのは、事故7年前の隔壁の修理ミス。しかし、なぜ修理ミスが起きたのか。30年たった今も未解明のままだ。初公開の内部資料をもとにアメリカ緊急取材を敢行。事故の核心、修理ミスの真相に迫る。 ●~乗り越えられない悲しみ…遺族の30年~ 御巣鷹山への慰霊登山は、遺族の“心の癒し”となっている。一度に3人の娘を亡くし、2人きりの家族になってしまった夫婦は、高齢となった現在も年3回の慰霊登山を続けている。「ここに来たら、娘に会えるような気がして…」。愛する家族を失った遺族、それぞれの30年を伝える。
